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陳弘洋(チェン・ホンヤン/台湾)

​作家

『また今度(再約)』は2015年に執筆しました。すべてが平穏でとてもよい時代でした。テクノロジーは日進月歩で発達し、生活はとても便利になりました。しかし同時にバーチャルな付き合い方に、私は時々、寂しさを感じていました。 2021年の今、新型コロナの影響で、身体的ディスタンスはますます遠くなり、人と触れ合うことができなくなってしまいました。私たちの日常から、人々と会うことやハグすることがどれほど欠けてしまっていることか。
これは「寂しさ」、「真実」に関しての芝居です。まるで芝居のような日常生活の中で、溢れる言葉の中から私達はどのように自分の居場所を探しだせばよいのでしょうか。
全ての醜い物、汚い物、汚らわしい物を笑い飛ばすことはできる、でもそこには残るのは寂しさだけ。私たちは一生この「寂しさ」を自分で埋め続けていかなければいけなりません。
幸いなことに2021年という今、(台湾では)演劇は必要なものだと見なされています。
言葉と文字に、そして日本と台湾に感謝します。亜細亜の骨と阮劇団に感謝します。
そして芝居を見てくださる、そして劇場で見ることができないお客様に感謝します。この作品がこの困難な状況の時に、皆さんと共に一緒に過ごすことができ、少しでも皆さんに温かさをお届けできればと思います。
2021年3月10日 陳弘洋 

うえもとしほ

うえもとしほ

(すこやかクラブ)

​演出

また今度!は「こじらせた人に見て欲しい茶番劇」です。 

私は日頃から、自分が自分として生きていくだけでなんでこんなに大変なんだろう?ただ生きてるだけでなんでこんなにしんどいのだ?と思いながら生きていて、こんなにウジウジとしてる自分かなりこじらせてるな、なんて思ったりしてるのですが、でもこれって、口に出さないだけで結構な人が一度は思ったことある気持ちなのではないでしょうか。
それともやっぱり、私がこじらせてるだけの少数派なのでしょうか。

でも、そんな私に共感してくれたそこのあなたは、この作品に出てくるこじらせた人達が巻き起こす茶番劇を楽しめる才能をお持ちです!

ぜひ、観劇することをおすすめ致します。

小山萌子

小山萌子

(エンパシィ)

ホエピン(許惠萍)

小山萌子です。
"また今度"という作品は去年の2月にリーディング公演として参加させて頂いたご縁で今回の配信限定トライアル公演にも参加することになりました。
稽古ではリーディング公演では掘り下げきれなかった戯曲の深いところを演出家と俳優陣で一生懸命掘っている最中です。
悲しいのに笑ってしまうように
怒っているのに泣けてしまうように
寂しいのに強がってしまうように
私たち人間はなかなか素直になれないものです。
この物語の登場人物達と同じように。
だから私はこの物語に登場する人々をとても愛おしく感じます。
その愛おしい人物たちを、物語を通して生き生きと生きることができるように初日にむけて前進していきます。
是非、ご覧になって下さい!!

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小野健太郎

(Studio Life)

ヨンチン(陳永慶)

両手放しで劇場に足を運びにくくなったご時世ゆえ、お家で観劇を!劇場での体験を、画面を通してでも体験して頂けますよう、初の台湾戯曲に心強い共演者と格闘の日々を送っております。映像の良さと演劇の面白さをお届け致しますので、是非是非お楽しみに!

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奥田努

(Studio Life)

ユーハオ(趙宇豪)

今回の企画は配信公演という事で、僕自身初めての体験になります。
本音を言うと、舞台演劇はライブであり劇場で一緒にお客様と空間を共にし完成するものと思っております。
それが一番いいに決まってます!
しかし、今現在このような現状を突きつけられ、みんなが模索して考えていく中で、固定観念に縛られすぎていてはダメなのかもなという考えに変わってきました。
そんな中で有り難い事に今回のオファーをいただき、これからの演劇のあり方や変化などを考えるきっかけになると思い参加させていただく事にしました。
まさにみんなで試行錯誤しながら作る作品になると思いますが、舞台演劇の良さを伝えられるような映像配信公演にできたらと思っております!

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伊澤恵美子

ぺイツー(林姵慈)

このお話を最初に読んだ時に、一目惚れのような、強烈な印象がありました。
最初は普通の会話劇、群像劇のようでいて、気がついた時にはそのワールドに完全に引き込まれていたんです…。

今回私が演じるぺイツー(林姵慈)は、なんでもありな娘で乗りこなすのに必死ですが、「また今度!」ワールドに引き込めるよう全力で、キャスト・スタッフ皆さんの力を借りながらぶん回させていただきたいと思います!

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山﨑理恵子/E-RUN

(亜細亜の骨)

翻訳・ドラマトゥルク

『また今度!』は2年前にプロデューサーのイビと一緒に台湾・嘉義で見たお芝居です。一見、ドタバタコメディーですが、今の台湾に潜んでいる様々な問題が見え隠れしていて、実は深い作品なんだなと後からジワジワと来た作品です。去年の10月、台湾の食堂でご飯を食べてたら、突然、隣のテーブルの人たちがコップは割るわ、イスをかざすわの喧嘩が始まりました。ステイホーム中ですが、台湾に行った気分を味わっていただければと思います。

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岩﨑大

(Studio Life)

シャオシュー(蔡書羽)

シャオシュー(蔡書羽)…ホエピンの同僚」を演じさせていただきます、岩﨑大です。現在のこの、なんとも言えない状況下での舞台、そして無観客という少し淋しい環境ではありますが、久しぶりのお芝居に参加出来ること、大変嬉しく思います。しかも、初の台湾戯曲っ!!︎
やはり国が違うと文化が違い、会話の質もかなり違いますね。その違いに少しでも早く馴染んで、自分のものにしていきたいと思ってます。
久しぶりのスタジオライフの小野けんや奥田との共演や、初めましての役者陣と切磋琢磨しながら、演出のうえもとさんやE-RUNさんと共に『また今度!』の世界を大胆で繊細な作品に作り上げていきたいと思います。どうぞ、お楽しみに♪

竹田茂生

竹田茂生

チュンユエン(李俊元)

配信公演というのは特に役者としてやる作業はそんなに変わらないのに、なかなか馴れないものですね。
如何お過ごしでしょ?竹田です。

僕が初めて配信公演に関わったのは、今から9年前。
TVでも有名な方々がメインだった事もあり、劇場からニコ生でも生配信と言う形態のものでした。
リアルタイムに流れてくるコメントを見ながら「あ~時代も変わっていくのかなぁ~」なんて感じていたのを覚えてます。

あれから9年
世界的に深刻な状況が続くなか、選択肢の1つとして配信公演を選らばざる得ない現状でもあります。
いくつかの団体は感染症対策を必死に頑張り、お客様を入れる判断もしてますが、本当に頭が下がります。
とても勇気のいる決断だと思います。

僕はこの1年、どんなに万全の対策をしていたとしても劇場にお客様を呼ぶ事が出来ずにいました。
万が一を考えると、いつものように笑って観にきて下さいね。とは言えませんでした。
本当は劇場で観劇して欲しいんですけどね。

もしかしたら配信舞台だと時間を共有している感覚やライブ感は少なくなってしまうのかもしれません。
ですが配信だから伝えられる事などを精一杯探しながら稽古に望んでゆく所存です。
この選択も我々からの愛情表現の1つだと受け取って頂き、少しでも多くの方に観て頂ける公演になりますように。

全力で公演させて頂きます。
何卒ご観劇の程宜しくお願いいたします!

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ナオ フクモト

イーチュン(朱怡君)

はじめまして。ナオ フクモトです。
皆さんお元気ですか?
わたしは元気です!この一年、日々無駄にパワーが有り余っています。
いま日々、稽古をしていて「ああできない!難しい!分からない!」とてんやわんやしている自分ですが、これも含めて本当に恵まれていて幸せな時間なんだよなとコロナがあったおかげで改めてより深く感じられているような気がしています。
今回は、配信限定ということで、当日皆さまと同じ空間にいられないことは残念ですが、どこかで画面の向こう側から観てくれている皆さんに面白いものを届けられるように、まだまだもっともっと頑張りますので、当日はたくさんの人と同じ時間をシェアできたら嬉しいなと思います。

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