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ものがたり
與邦国島の父さんと台湾のお母さんの間に生まれた湾生(台湾で生まれた日本人)のお婆ちゃんが海を眺めて歌を歌っている。お婆ちゃんは自分がお腹の中にいたときにお母さんが見た夢の話をする。それはお婆ちゃんは本当は竜宮の海神のお姫様(娘)で、7歳までという期限付きで人間の世界に来たという夢だった。お婆ちゃんは、その夢にちなんで「鯨生」と名付けられたという。けれども彼女は7歳を過ぎても竜宮に帰らなかったので、悲しい出来事が起こる。嵐の日に海に出たお父さんとお母さんが海で死んでしまい帰らぬ人となってしまったのだ。お父さんとお母さんを探すために、彼女は竜宮に行くが……。
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